韓国語の基礎|訓民正音、子音・母音ってなに?

한글(ハングル)とは。

韓国固有の文字。ユネスコから良い評価をもらった世界文化遺産。公式名称は「훈민정음 (訓民正音、フンミンジョンウン)」と言います。子音19個、母音21個の組み合わせで作られた美しい文字です。

1) 훈민정음 (訓民正音、フンミンジョンウン)

ハングルができる前、当時の韓国では、韓国語と言語体型が異なる漢字が使われていました。しかしこの漢字を理解できるのは高級官吏や支配層のみ。一般庶民は書くことはおろか読むことも出来ませんでした。

なので、世宗大王は一般民衆にも分かりやすい独自の文字を作るため、当時の有名な学者たちを集め、ハングルを作り上げました。

そして1446年10月9日(:한글날ハングルの日)に大々的に公布され、それまでの漢字語ではない、韓国固有の文字で表記ができるようになったのです。当時はまだハングルという呼称ではなく、「訓民正音(フンミンチョンウン)」と呼ばれていましたが、1910年代初になってからハングル呼ばれる事になりました。

2) 子音・母音

(1)基本子音(24字)= 子音(14字) + 母音(10字)
(2)複合子音(16字)= 子音(5字)+ 母音(11字)

子音とは


子音の文字の形は舌や唇などの発音器官を表しています。

子音 19個

基本子音 (子音 – 14字): ㄱ ㄴ ㄷ ㄹ ㅁ ㅂ ㅅ ㅇ ㅈ ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ
複合子音 (子音 – 5字): ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ

母音とは

母音は東洋哲学の天地陰陽説に基づいて「天・地・人」の3つが基本となっています。すなわち、丸い天を「・」に平らな地は「ㅡ」に立つ人は「ㅣ」をかたどって作られました。

例えば,立つ人「ㅣ」の右側に天「・」を付ければ「[a]」という母音になり、平らな地「ㅡ」に天「・」を下に付けると「[u]」という母音になります。

母音 21個

基本母音 (単母音 – 10字):ㅏ [a] ㅑ [ja] ㅓ [ʌ] ㅕ [jʌ] ㅗ [o] ㅛ [jo] ㅜ [u] ㅠ [ju] ㅡ [ɯ] ㅣ [i]
複合母音 (二重母音 – 11字):ㅐ [ɛ] ㅒ [jɛ] ㅔ [e] ㅖ [je] ㅘ [wa] ㅙ [wɛ] ㅚ [ø] ㅝ [wʌ] ㅞ [we] ㅟ [y] ㅢ [ɰi]

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